国分寺市K様邸

数十年前に一度リフォームをしたとの事でしたが、当時の作りなので、根太の上に床板が張られているだけでした。

大引きと束だけ残した状態です。案の定断熱は皆無・・・。しかも基礎の通風孔が目の前にあり、風がピューピューとぬけております。

今回、部分補修でとのご依頼だったため、部屋の中の一部分をくり抜いた状況です。
問題は、既存の残った床との高さ合わせ。既存の大引きや木製束だと手間が倍増しちゃうので、全部撤去しちゃいます。

今までは15ミリの床板のみでしたが、今回は12ミリのフロアーと24ミリの床板合板を敷きます。
残した床との高さの帳尻を見ながら、新規に大引きを組み込みます。束も鋼製束に変更し、微妙な高さ調整が取れるようにしました。

大引きが組み終わったら、断熱材を敷き込みます。床下で使う分を裁断したら、余材で基礎周りにも貼り付けていきます。
余材を使う事により、ごみを削減しエコに。またコストも削減できます。断熱材の継ぎ目はしっかり気密テープを貼り、隙間風を防ぎます。

断熱材が一通り敷き終えたら、床板合板を捨て貼りします。もうこの時点で、床はガッシリとして、断熱効果で、部屋も寒くなくなりました。

最後の仕上げ、フローリング貼りです。今回使用したのは、ウッドワンのコンビットアドバンスV152です。
この製品は、比較的お求め易い価格で、しかもメンテナンスフリー。 居住者に、足の不自由なお婆さんがいらっしゃり、歩行器や車いすを使う事があると聞いてましたので、なるべく傷や凹みに強い物を選びました。
色はナチュラルブラウン色

既存床との高さもバッチリ！お施主様にも喜んでいただけました。